このページをご覧いただき、ありがとうございます。
一般社団法人ウリエルの神谷です。
ウリエルも立ち上げて6年目を迎えました。
最初は「うりえる」と一緒に2人だけでカフェを始め、そして保護猫カフェとなり、思いやりのある熱心なスタッフたちとともに、たくさんの小さな仲間たちを「ずっとのおうち」に送り出しました。
そして、この度福祉サービス事業ファミーユ・ウリエル」を設立させていただくことになりました。
福祉サービス事業の内容は「就労継続支援B型」となり、障がいのある方が社会貢献や就労を目的とし、お仕事をしながら自分自身と向き合い生きがいや目標にむかって一緒に頑張る場所を目指しています。
私が福祉サービス事業を知ったのは、
ウリエルに障がいの方が遊びにこられたのがきっかけでした。
耳が聞こえない方、足が不自由な方、自分自身の気持ちに整理をつけるのに時間が必要な方、様々な方がお越しになられたときに、「楽しんで帰られただろうか?私たちにサポートできることはあるだろうか?」と考えました。
そこで、福祉事業のスタッフさんが集う会に参加し、どういうことに私たちは配慮をするべきか、サポートをするべきかご意見を聞かせていただいていました。
そのときに「猫さんや動物と触れ合いたいと思っている方はたくさんいる。けれどもその場所が限られている。」というご意見をたくさん聞きました。
保護猫さんはおうちのない子が年中今もまだどこかにいて、そんな飢えをしのんでいる子たちを救うため、ボランティアさんや愛護団体さんが毎日懸命に保護されていますが人手が足りていない現状です。
そこで、まだレスキューが間に合わない小さな命を繋ぐために、福祉サービスを通してお手伝いをしていただけないかと考えました。
今はまだ、ひとりひとりが小さな手を繋いで、命を繋いでいます。
この手が、ひとり、またひとりとおおきな輪になって、今も飢えている子、震えている子、さみしい思いをしている子、ひとり残さず包みこんでいけるように、精一杯頑張っていきたいと思います。